銀座・有楽町・日比谷地区



1970年代前半迄は東京のロードショーは現在のような拡大ロードショーがなく
大作でも銀座、日比谷地区の1館、または新宿と2館上映というのがほとんどだった。
現在でも番組編成はこの地区を中心に編成されている。
メイン劇場ということで、大劇場が多い。

全席指定の劇場のみ、座席選択時のポイント情報を追加しました。

2003年版コメントを青字で追加しています。



有楽町マリオン

東宝側は日劇PLEX (日劇1、日劇2、日劇3)になりました。

旧日本劇場、朝日新聞社、丸の内ピカデリー跡に建築された。
阪急百貨店側には東宝直営の日本劇場、日劇東宝、日劇プラザ
西武側には松竹直営の丸の内ピカデリー1、2と朝日ホールがある。
ロビーを挟んで東宝、松竹の直営館が向き合うのは
シネコン全盛の現在でも興味深い。
また、新館には松竹直営の丸の内松竹、東急レクレーション&東映の
共同経営の丸の内ルーブルがある。

作品により定員入替制

日本劇場
(1008席)

Dolby Dolby SR DOLBY DIGITAL DTS SDDS SRD-EX
1フロア 1008席

東宝洋画系のメイン劇場として貫禄のある常に人の多い映画館。
設備、音響とも最新のはずなのだが、画面の暗さは開場以来
相変わらず。音響も最新の劇場と比べるとまったく良くない。
名実の伴わない劇場。
座席配置は見易い。

[主にチェーンを組む劇場]
渋東シネタワー2、新宿プラザ劇場、新宿スカラ座、池袋HUMAXシネマズ4
上野宝塚、錦糸町シネマ8楽天地、吉祥寺スカラ座、立川シネマシティ

日劇東宝
(708席)

Dolby Dolby SR DOLBY DIGITAL SRD-EX

1フロア 708席

映写、音響の傾向は日本劇場と同じ。
数年前のスクリーン張り替え後、スクリーンが見づらくなった。

[主にチェーンを組む劇場]
渋東シネタワー4、新宿東宝ビレッジ1、新宿コマ東宝、池袋HUMAXシネマズ4
上野東宝、錦糸町シネマ8楽天地、吉祥寺東宝、立川シネマシティ、自由が丘武蔵野館



日劇プラザ
(554席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL DTS SDDS SRD-EX
1フロア 554席

スクリーンが大きく横長の座席配置。作品により広大な指定席が占拠するので、
見やすい席が少ないことがある。
スクリーンは日劇東宝よりは見やすい。
ボケた大味な音は日本劇場と同様。

DOLBY DIGITAL , SDDS は東京ではこの劇場が最初に導入された。
東宝によるDLP上映もここで行うなど、新技術のお広め的な場所。

[主にチェーンを組む劇場]
渋東シネタワー、新宿グランドオデヲン座、新宿文化シネマ1、池袋シネマサンシャイン
錦糸町シネマ8楽天地、立川シネマシティ



丸の内ピカデリー1

(2層/802席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL DTS

2フロア 877席

1階自由席、2階指定席だが、1階席、2階席で音がだいぶ違う。
2階席中央前方がベストポジションか。
スクリーン位置が高いので、1階席の場合、かなり上を見上げる形となる。
椅子はコトブキ社製のカップホルダ付のもの。ゆったり座れる。

[主にチェーンを組む劇場]
新宿ピカデリー1、渋谷東急2、新宿ジョイシネマ1、池袋シネマサンシャイン
上野セントラル、吉祥寺セントラル、立川シネマシティ



丸の内ピカデリー2

(2層/ 598席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL DTS


1同様1階席、2階席の音の違いが大きい。
99年夏に椅子の入替は行ったが、音は変わらず。
スクリーン位置が高いのはピカデリー1と同様。
椅子はコトブキ社製のカップホルダ付のもの。ゆったり座れる。
横長の印象を受ける映画館。

[主にチェーンを組む劇場]
新宿ジョイシネマ2、池袋シネマロサ、上野セントラル、立川シネマシティ

有楽町マリオン新館

旧丸の内ピカデリー、丸の内松竹跡地に作られた。


丸の内ルーブル
(516席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL DTS SDDS

1000人超の客席数を誇るパンテオン、ミラノ座と比べてしまうと
こじんまりしているように思えてしまうが、35mm プリント、デジタル音響
が主流の現在では、映写、音響ともに、2館を超えている。

[主にチェーンを組む劇場]
渋谷パンテオン、新宿ミラノ座、新宿東映パラス、池袋東急、上野東急
吉祥寺バウスシアター、立川シネマシティ



丸の内プラゼール
(552席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL SRD-EX

600席程の場内はまとまっていてスクリーンも見易い。
但し、音響は最低。
残響音が非常に多く、センターの音がまともに聞き取れない。
1999年6月12日以降は邦画封切り館から洋画も上映する劇場となりました。
椅子が背もたれの高く、ドリンクホルダー、傘立てのあるタイプに変更(コトブキ社製)。
但し座席間隔は変わらないので、却って窮屈に感じるようになりました。
デジタル音声導入で、左右chの鳴りは良くなりましたが、残響の多いセンターは相変わらず。

[主にチェーンを組む劇場]
渋谷シネパレス、新宿ピカデリー、
池袋シネマロサ、上野セントラル、錦糸町シネマ8楽天地、
立川シネマシティ

ニュー東宝シネマ1
(746席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL
ニュー東宝->ニュー東宝シネマ1
1フロア 746席

xxxxシネマ1という劇場名は東京内ではもっとも古いのでは?
単にシネマ1というとここを指す。

座席は椅子は古く堅く(他の東宝直営館の椅子が新しくなっても
何故かここだけは椅子が取り替えられなかった)、
スロープはあるもののあまり見易くない。
映写フォーカスも甘く、音も大味。

地下にあったシネマ2(閉館)はメジャー作品でも売れ線でない小粒
の作品を多く上映してくれていて好きだった。


[主にチェーンを組む劇場]
新宿オスカー、渋谷シネフロント、新宿ビレッジ2、池袋HUMAXシネマズ4



日比谷スカラ座

654席(1)/183(2)

定員入替制

DOLBY SR SRD SRD-EX dts SDDS
東京宝塚劇場と共に改築され、2000年12月16日、2館構成の劇場としてオープン。
2館構成といっても、入り口入ると、スカラ座1がドカッとあって、スカラ座2の方はスカラ座1のスクリーン裏に
こじんまりとある感じ。椅子は2館ともKOTOBUKI製、スピーカーはEV。
定員入替制で、ロビー入り口右側に整列する。

スカラ座1の方はWMCなどのシネコンの最大館のイメージがする劇場で、段差をつけた座席(スタジアム形式)
と大きなスクリーン。但しスクリーン位置が低くスクリーンサイズが大き過ぎるので、場合によっては、
前に座る人の頭が気になるかもしれない。また、指定席が大きくとられているので、中央の席が好きな人は注意。
音響は都心部の劇場では最高クラスのダイナミックな音であるが、重たい感じがする。

スカラ座2は183席といっても、シャンテよりは大き目の感じがする縦長の場内で、
座席は、前数列を除き、段差がつけられており、スクリーンも小さめに上方に映写するので、とても見やすい。
但し中央の通路が広いのがもったいないと思います。
音響はスカラ座1と同様のスピーカー構成だが、スカラ座1より音切れもよく、フロントの中低域部はやはり重いが
フロント高域とリア部はヌケの良い音で、こちらの方が鳴り方は良い。
[主にチェーンを組む劇場]
★スカラ座1
渋東シネタワー1、新宿文化シネマ2、新宿アカデミー劇場、池袋シネマサンシャイン、吉祥寺オデオン
立川シネマシティ

★スカラ座2
新宿シネマカリテ


日比谷映画劇場
(648席)

定員入替制

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL dts SDDS
千代田劇場 -> 日比谷映画劇場
かつては東宝邦画封切り館だったものが旧日比谷映画閉館の
際に伝統の劇場名を譲り受け洋画ロードショー館に。

座席は前方はフラットで見にくい。中ほどりスロープが急になるので
見易いが左右の非常口ランプが視界に入ってしまう。

音はデジタル云々以前の問題。

[主にチェーンを組む劇場]
新宿オデヲン、池袋HUMAXシネマズ4、錦糸町シネマ8楽天地


みゆき座
(756席)

作品により定員入替制

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL SRD-EX
昭和32年4月オープン(大映封切り館)
昭和37年より洋画ロードショー館に。

かつて日比谷地区の劇場は劇場毎に作品のカラーがはっきりしていた。
みゆき座のみは現在でも女性映画中心という伝統を守っている劇場。

場内は全般的になだらかなスロープになっている。
前方では前の人の頭が気になる。

プレミアシートと称して指定席部分のみ コトブキの新しい椅子を使用している


[主にチェーンを組む劇場]
新宿武蔵野館、渋谷エルミタージュ、池袋テアトルダイヤ


シャンテシネ
作品により定員入替制又は全席指定&入替制

シャンテシネは有楽座、日比谷映画という大劇場と隣接地を再開発してできた日比谷シャンテ
の一角に 87年10月にできました。(シャンテシネ1、2)
ミニシアターブームの最中、フランス映画社のBOWシリーズなど、独特なカラーを持つミニシアターでした。
過去形なのが寂しいですが、95年のシャンテシネ3の増設以降だんだんと単館上映作品から、
ムーブオーバー作品の比率が大きくなり、現在に至っています。

シャンテシネ3は最初から、有楽シネマ、シネマ2などの従来のムーブオーバー館の代替館の色彩が強いので
それはそれで良いのですが、他の2館まで、引きずられてしまっているのが非常に残念です。

現在は3館とも単館上映が中心になりました。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本映画をバランスをもって上映しています。


シャンテシネ1

(226席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL SRD-EX

単館上映のはずがムーヴオーバーが多くなってしまっています。
せっかくの好環境なのにもったいないです。
スロープは比較的緩やかなれど、スクリーン配置、大きさが適度で、
見やすい。音は優しい柔らかな音で、心地よい。
但し、デジタルは ch調整も不調でよくない。
決してアクション映画なんぞ上映してはいけません。

追記
EX導入を機に音響が一新されました。
デジタル時の音表現も正しく元気の良い音になりました。
但しch毎の音は良いのですが、統一感、バランス感がもう少し欲しいところ。
それでもこの地域(日比谷、有楽町)では最良の音の映画館のひとつ。


[座席選択時のポイント]
   オーソドックな作りなので、通常の嗜好感覚で選べばよいのではないかと思います。
  ただし、スロープは十分ではないので、あとは座高の極高な方が前に座らないことを祈りましょう。



シャンテシネ2

(226席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL dts

開場間もなくより BOWシリーズのフランス映画社の専門館として、
劇場のカラーが明確だったのが、最近では
ムーブオーバー作品が多く、カラーが消えてしまっているのが残念。

階段状になっており見易く、また椅子の座り心地もよい。またDOLBY の
音も良い。ただ難点なのは映写で、本来の画面はクリアで良いのだが、
前方左右の非常口のランプがスクリーンに映り込んでしまっている。
(最近非常口ランプの照度を落として若干良くなった)

デジタル音はシネ1と同傾向で、音の鳴り方は非常に良いのですが、
バランス感が今一歩。

[座席選択時のポイント]
  切符売場の座席表は真四角になっていますが、ここは縦長の劇場。
 座席表で気に入った席より数列前を狙うとよいかも。
 段差が大きくあるので、何所に座っても前の人の頭が邪魔になりません。
 後方席はスピーカが弱いので、その点でもやや前よりがよいかも。


シャンテシネ3
(192席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL SRD-EX

TBS のスタジオだったフロアを改装してオープンした。
そのせいか場内はフラットで座る場所によっては
スクリーンが非常に見ずらい。
(スクリーンを小さくして上部にずらせばよいと思うのだが...)
オープン当初は(ビスタの場合)マスクがずれる、
前半、後半で映写機をチェンジした時のレベル差が大きい、
サラウンドのレベル調整が悪い、と良いところがなかったのですが、
今はどうなっているのでしょう?

SRD-EX 設置にともない、デジタル化されましたが、
通常のSRDの場合、リアchは、ほぼ正方形の劇場の左右のみのスピーカからのみの音で、
後方が鳴りませんので、完全に左右分離され、まとまりがありません。
ただし、このような不定位感でも音の良さでは日比谷、有楽町地区の中では最も良いと思います。

[座席選択時のポイント]
  スクリーンの観易さで選べぶ場合は、ここは前の方の席はほぼフラットですから、
比較的スロープのある最後尾から数列があたりがお薦め。
 ただし、音響が SRD (SRD-EX でない)場合、は後方の音が空虚となるので、音響重視の場合は、
中央寄りを選ぶしかないでしょう。
 

有楽町スバル座
(306席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL
銀座(有楽町)の中でも古くからある伝統の映画館で、
昔のスバル座は有楽町の古い写真などにもよく登場しています。
また、「小さな恋のメロディ」「イージーライダー」などもロングラン上映館としても有名。

古くから単館上映が主のロードショー館でミニシアターの色彩が強い劇場。
ATG作品やフランス映画社の作品を上映していた時期もある。

スクリーンが大きく傾斜がフラット。見づらいことこの上なし。

ロビーに「スバル座の歴史」として、戦後直後の丸の内スバル座のオープンから、
現在の有楽町スバル座までの歴史が上映作品のスチルと共に紹介されている。
往時の銀座の写真なども紹介されていて、これは必見です。

銀座シネラセット

(159席)
定員入替制

DOLBY DOLBY SR
有楽シネマ->シネマ有楽町->シネラセット

劇場名が変っただけでなく、経営会社も東宝->新東宝->シネカノン
と変っており、それぞれに上映作品、方針が異なっている。

有楽シネマは低料金名画座、TYチェーン(洋画封切り館)などを経て
日劇文化なき後のATG作品の封切り、フランス映画社の作品のロードショー、
他ロードショー終了作品のムーブオーバー等をやっていた。

95年に新東宝に譲渡され、内装はほぼそのままに館名をシネマ有楽町とし、
昼間は新東宝のピンク映画、夜はヨーロッパ映画の単館上映を行っていた。

一年ほどでシネマ有楽町は休館となり、その後 シネカノン経営となり
内装を一新し シネラセットとしてスタート。現在に至る。

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シネ・ラ・セットになって見違えるほどに変わりました。
スクリーンが新しくなり、椅子も新しいもの(キネット社?)に。
椅子の向きがちょっと違う気もするが、スクリーンを見上げるのにちょうど良い座りかげん。
音響もJBLスピーカになりアナログなれどきれいな音を出すようになりました。

しかし、スロープが無いのは相変わらずなので、座る位置には注意が必要。
従来の劇場スペースの後方左側がロビーとなり削られるも映写室位置はそのままなので
後方に座ると、劇場左端から映写している感じになる。
スクリーンに対し中央で鑑賞したい場合は思いっきり左側に座るとよい。
椅子はキネット社製。

丸の内東映会館

丸の内東映
(2層/693席)

DOLBY DOLBY SR

渋谷東映、新宿東映、新宿トーア、池袋シネマサンシャイン、上野東急2、
立川シネマシティ

東映のメイン劇場で2層式、大劇場としてはまとまりがよい。
邦画系封切り館では、東宝、松竹と比べ、東映の映画館は
あたりはずれが少ない。


場内はグレーの落ち着いた雰囲気、椅子はコトブキ製のカップホルダ付、
スピーカはJBL製とシネコン同等の設備になりました。
しかし、音響は無理にボリューム上げているのでかなりきつい音に感じます



シャンゼリゼ
(360 席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL
丸の内東映パラス->銀座シャンゼリゼ->丸の内シャンゼリゼ
東映配給の邦画が中心の洋画ロードショー館。
最後に70mmプリントのロードショーを行った劇場。
場内は緩やかなスロープ。休憩時も薄暗めなのですが、
上映中はあまり暗くならない。
椅子が大きめなのでゆったり出来る劇場。

1999年末の改装で、椅子がまた新しくなり(コトブキ社製)、アンバランスだった音も
落ち着いてきました。

シネスイッチ銀座

元々は低料金名画の銀座文化。
改築し、銀座文化1(洋画ロードショー館)銀座文化2(低料金名画座)。
その後、シネスイッチ銀座(単館ロードショー)、銀座文化(クラシックリバイバル)
となり(87年)、改装を経て現在は単館ロードショーのシネスイッチ銀座1&2に。

単館系ミニシアターなれど、流し込み制(定員入れ替えではない)で、
飲食物持ち込み等の制限もない。
椅子はコトブキ社製。


シネスイッチ銀座1
(2層/273席)

DOLBY DOLBY SR
ミニシアターながら2層式の劇場。
1階席はフラットでスクリーンが非常に見づらかったが、改装後は、
スクリーンを小さくし、映写位置を上方にしたので、見やすくなった。
残響音が多い劇場で、音の点ではシネスイッチ銀座2の方が良い。
2階席は音は1階席より聴きやすいがスクリーン位置が変わったため、
距離感が感じられるようになった。


シネスイッチ銀座2
(182席)

DOLBY DOLBY SR DTS
銀座文化時代は、フラットな床面に大きなスクリーンで、非常にみずらい映画館でしたが、
改装を経てシネスイッチ銀座に変って以降、とてもよい映画館になりました。
床面に大きな段差が付きました。場内入ってすぐの階段部分の高さが床上げした分で、
大きく段差を付けたことがわかります。
スクリーンもやや小さ目にして、天井側に上げました。

2館ともSRD対応となりました。但し、音の違いはさして感じません。
場内はこまめに手が加えられています。


銀座テアトルシネマ

(150席)

DOLBY DOLBY SR
あのテアトル東京の跡地に作られた映画館。
伝統を守ってか、200足らずのミニシアターながら、スロープが思いっきり大きく、
スクリーンが大きい。また、音響も低域強めだが、良好。

現在は東京テアトルグループが運営しているが、オープン当初から
セゾングループと東京テアトルの連携が明確な映画館。

2000年3月1日より、館名が銀座テアトル西友から銀座テアトルシネマに変更になった。
段差はそのままに横幅がゆったりした大きな椅子(コトブキ社製)になった。
更に音響の調整が行われたのか、デジタルと聞き間違えるほどに、セパレーション、S/N 比の良い音響。
お薦め。

SRD が導入されました。余裕のある設備で、かなり良い音がします。
また、各回入替制になっています。

銀座シネパトス

晴海通りの真下、三原橋の下にある、ちょっとアヤしげな場所に
あるヒューマックス直営の映画館。でも昔の地球座、名画座時代を知る
私にとっては、十分、見違えるほど綺麗になり、近づきやすい映画館
になっています。上は大通り、下は地下鉄が通っていますので、
騒音的には辛いところがありますが、がんばっている映画館だと
思います。

玉石混交、大作のムーブオーバーから、Bクラス作品やヨーロッパ映画の単館上映、
旧作のリバイバルなど、何でもござれの作品群は見逃すと後悔する作品、
新発見の作品が時折含まれるので、ぱっと見で敬遠すると損をする、
見逃せない映画館。


銀座シネパトス1
(200席)

DOLBY DOLBY SR
銀座名画座 -> 銀座シネパトス1
ここだけリアスピーカーはJBLです。
4、5列目くらいに前後間隔が他より大きく開いた列があり、この列が見やすくてよい。

2003年9月の改装でかなり変わりました。椅子は大型の新しいものとなり、中央通路がなくなりました。
また、スクリーンや音響も変わりました。スロープはあまりないので、かえってスクリーンが観づらくなったと思うのだが、、、


銀座シネパトス2
(144席)

DOLBY DOLBY SR
銀座地球座を2分割し銀座シネパトス2&3に


銀座シネパトス3
(81席)

DOLBY
フロントのL、Rch用のスピーカーが壁よりに設置されているため、音の反響が多い。
逆にモノラル時は音の切れがしっかりしている映画館。
スクリーンが高めに配置され、3館中ではいちばん見やすそう。

松竹セントラル1
松竹セントラル2
松竹セントラル3


残念ながら、99年 2月 11日を最後に閉館となりました。



東劇
(435席)

DOLBY DOLBY SR DOLBY DIGITAL
旧東劇、銀座松竹を改築して1975年誕生
1999/2 より渋谷東急系

松竹セントラル閉館となったため、渋谷東急系に組み込まれましたが、
東劇をメイン劇場とした東劇系は
かつては現渋谷東急系クラスの勢いのあるチェーンでした。
松竹セントラルも東劇も音響面では時代に乗り遅れて
いるが、落ち着いて鑑賞するにはよい映画館。
デジタル音響はあまり効果的に機能しない。
椅子はコトブキ社製のカップホルダ付の大型のもの(ピカデリーなどと同じタイプ)。

[主にチェーンを組む劇場]
渋谷東急、新宿東急、池袋シネマサンシャイン、上野東急2、吉祥寺バウスシアター