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2000年映画鑑賞記


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2000年のベスト3
1.シャンドライの恋
2.白い花びら
3.火星のわが家

◎1月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. ゴージャス ジャッキー映画で、こんなに可愛いラブストーリが観られるとは思わなかった。意外。 A 丸の内シャンゼリゼ(SRD) 場内改装され、椅子も変わり音も整いました。
2. ジーンズ 世界は二人のために 主役のミスワールドの美しさと
軽快なダンスに魅入ればOK
C シネセゾン渋谷(dts) ダンスシーンでは音が派手にぐるぐる回ります。
3. 愛と憎しみのデカン高原 かなり泥くさいラブストーリー。
やっぱりアクションは過激でした。
既存の曲が何曲か使われていました。
C キネカ大森2 後ろの席の老夫婦(インド映画初体験らしい)
途中休憩時間にひとこと、「午後1時の昼ドラみたい」
4. 奇人たちの晩餐会 舞台劇の映画化らしいのですが、
ボケ方がありがちでした。
C シブヤシネマソサエティ(SRD) 前後の座席間隔が欲しい
5. I Love ペッカー 有名になると変貌する周囲の環境のくだりは、結構、普通でした。
クリスティーナリッチは恐い
C 恵比寿ガーデンシネマ2(SRD)  
6. 橋の上の娘 ナイフ投げが非常にエロチック。如何にもルコントです。 A Bunkamura ル・シネマ1(SRD)
座席の傾斜がなく、
スクリーンがみづらい映画館
7. 聖なる嘘つき
その名はジェイコブ
映画自体が嘘つきです。 D シネマスクエアとうきゅう(Dolby) いつのまにかロビーがきれいになっていました。
8. ナトゥ 南々見以外はまじめにインド映画してました。主役をちゃんとした役者に変えて長尺にすれば、面白い映画になるかも。 C シネセゾン渋谷 客層が若いのはウリナリの企画モノだから?
9. ファンタジア2000 私的には抽象的な方が好きです。したがっていちばんよかったのは(「もののけ姫」してた ^^;;)「火の鳥」 B 新宿アイマックスシアター(IMAX) 画面の隅々まで一度に見渡せないような大画面は好みではありません。
10. ワンダーランド駅で 出逢えない2人というよりは、
出逢う前に抱いていた恋愛観の映画。
A 銀座テアトル西友(SR) やわらかなボサノバの音は聴いていて心地良いです。
11. ゴーストドッグ 日本語の武士道、英仏の言葉を超えた友情、へんてこイタリアンマフィア、国を超えた言葉の映画でした。 A シャンテシネ2(SRD)  
12. ロッタちゃんはじめてのおつかい 原作のイメージそのままに、ユーモラスで楽しいんだもん。ファミリー映画とは大人が観ても面白い映画なのです。 A 恵比寿ガーデンシネマ1(Dolby) 開場1時間前に満席になる程の混み様でした。とっても設備の良い映画館
13. ラストタンゴ・イン・パリ このふたりはやっぱりよくわからない。 B CINE AMUSE EAST 今回も混んでました。スクリーンの見づらさは最悪!
14 シュリ アジアというよりはアメリカ色が強い韓国映画
普通のテロ・アクション映画で
期待ハズレ
C マイカル松竹シネマズ本牧
Screen 8 (SRD)
5.0 ch、音は渇き気味
15 ブルー・ストリーク 前半の展開は非常に面白いんだけど、後半でダレル C ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい Screen 6 (SRD)
WMにしては珍しく
中央に通路がある他
奇妙な座席配置。
入りは良かったです。
16 愛は波の彼方に
愛情夢幻号
面白くなりそうでイマイチテンポが悪いラブコメ。
日本のTVの影響大。
石田ひかりは、なかなかよし。
B キネカ大森3  
17 バニラ・フォグ お決まりの映画でしたが、本当に美味しそうな料理、可愛いカニさん、紙飛行機など小道具が良かったです。 B 銀座シネパトス2(SR) 作品と劇場のアンバランス!!私、パトスファンです ^^;;
18 狂っちゃいないぜ! 男の嫉妬は情けない、、、
ジョンキューザックが上手く演じてました。
B 有楽町スバル座(SRD) 劇場はダメですが、ロビーの「スバル座の歴史」は必見です。
19 ディナーの後で セリフや描写が過激だったり、男の方が恥ずかしくなります。 B キネカ大森2(Dolby) 途中から画面が僅かに下にズレてました。
20 エリザベス 2度目ですが、やはり複雑なストーリです。インド出身の監督らしさは確かにあちこちにありました。 C 下高井戸シネマ(Dolby) 前回名古屋(ヘラルドシネプラザ1)で観たときよりも画面が明るく観やすかったです。


1月のベスト3
  1.ワンダーランド駅で
  2.橋の上の娘
  3.ゴーストドッグ


◎2月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 暗くなりそうな設定もカラリと、でも自分を見つめる一面もある、ニューシネマ風の心に残る映画。最近のアメリカはこれがないです。ラストに出てくる“大物スター”が実に味がある。 A 下高井戸シネマ(Dolby) 寒い日だったので、開場前はロビーで待たせてもらえるのが嬉しい。
2. アンナと王様 原作が古いにしても、英国賛美とアジアの描き方はもっと何とかならんものか。
ふたりの心の機微ももっと丁寧に描いてほしかった。
D 渋谷シネフロント(SRD) 新しい映画館にも関わらず、バランスの崩れた音の悪い映画館でした。
3. カーラの結婚宣言 純に前向きに、ひたむきなふたりと悩める母親の姿に感動! A ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらいScreen 6(SRD)
「シュリ」ヒットのためか、都内はろくな告知もせず、急に打ちきられました。みなとみらいで上映されてて良かった!
4. ワールド・イズ・ノット・イナフ 楽しめるけど、007である必要もなさそう。ロバート・カーライルの使い方がもったいない。エンドクレジットが始まったらとっとと席を立ちましょう。 C ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 8(SRD-EX)
さすがのワーナーマイカルでも大キャパの部屋の音は大味です。
5. ターザン この映画を観るのは2度目ですが今回は音の良い映画館で、スピードと音が完全マッチ。映画を最大に盛り立てる映画館。映画館のクォリティを発揮させる映画。 A 船堀シネパル2(SRD)
※字幕版
ちなみに1度目に観たのは新既オープンした全席指定の映画館です。
6. マトリックス この映画も2度目、でもやっぱり趣味じゃない。「オズの魔法使」のドロシーがセリフの中にでてくるの気付きましたか?“カンザスにお別れする時間だ”みたいなセリフです。 C 船堀シネパル2(SRD) 1度目はMOVIX六甲Screen 5。
2館で鳴らし所が異なり
各々面白い効果を出している。
7. ダンス・ウィズ・ミー ストーリーはさして面白みが無いですが、ダンスの素晴らしさに見とれます。
ラテンもいいですね。
B ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 5(SR)
諸般の事情が解決しても
こういう名画上映は続けてほしいですね。
8. ストーリー・オブ・ラブ 「恋人たちの予感」と同じスタイルを取りつつも、離婚の危機というテーマは重く、
ノラ・エフロンの軽妙なダイアログがあれば救われたのに、、、
B ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 1(SRD)
全席指定。
朝一番でチケットを購入したのに席は後ろの方。
空席も多く、早々に良い席が
無くなったわけでもあるまいに。
9. シャンドライの恋 非常にきれいな美術(屋敷は街中の本物というのがすごい!)音楽の美しさ、
言葉を使わない描写など素晴らしい映画
A シネスイッチ銀座1(SR) 1階席よりも2階席の方が
エコーが少なく聴きやすいです。
10. ラスベガスをやっつけろ 最初から最後までラリっぱなしでした。 D シネスィッチ銀座2(SR) フロントのエコーが多く
セリフが不明瞭でした。
11. シュウシュウの季節 救い様のない落ち込み
のする映画。これも言葉
にしない愛の映画。
C 三軒茶屋中央 東急世田谷線〜
三軒茶屋中央のコースは
実に風情あり
12. キッドナッパー 用意周到にハチャメチャな計画のズレが発展する軽快なコメディ。
懐かしのフレンチアクションの感。
ヒネリが効いていて面白いです。
A ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 7 (SRD)
SRDトレーラがアナログで流れ始めて映写ミスかと不安になりましたが、本編はちゃんとデジタルになりました。
13. 嘘の心 事件はさして重要ではなく
嘘の重なった皮肉さが
やるせない気持ちになる映画
C キネカ大森2(Dolby) 劇場は「D」(同館のレイト作品)
の準備でおおわらわ。
DLPってタイヘンなのね。
14. 戦争のはらわた ドイツ兵の物語ですので、「ワイルドバンチ」の世界に突入する事はわかるのですがあのラストは心に来ます。 B CINE AMUSE EAST 渋谷なのに男ばっか。
リバイバルにも関わらず
プリント状態は良好でした。
15. ゴッド and モンスター ブランダン・ブレイザーがはまりすぎでコワイ映画。
映画と兵役と目の前の男の絡み合いは面白い。
C 渋谷東急3(Dolby) パンテオンほどではないですが、大甘の音の酷さ
は、劇場で上映できたことだけで我慢するしかないのかな?
16. スリーピー・ホロウ ティム・バートンの世界全開ですが、今回は哀しみが少ない。 C 立川シネマシティ2(SRD) 場内は観客年齢層が思いっきり低かったです。
17. アイ・ラヴ・ユー バリアフリーがよく言われますが、感傷でもなく理解するのは、難しい。問題提起です。折角身近な視点まで降りてくるのに、有名俳優の特出がシラケさせる。 B 立川シネマシティ3(DTS-STEREO) 近くに寄っても穴が目立たない、映写のきれいなスクリーンです。(おかげでフィルムのゴミの目立つ事!)
18. ジェネックス・コップ 例えば、アイドル映画を香港アクションにすると、こうなるのか、という感じ。
もたつくけど、楽しめます。
B 新宿ジョイシネマ3(SRD) 改装後、音の良くなった映画館。リアチャンネルの伸びのよさが、作品で上手く活きていました。


2月のベスト3
  1.シャンドライの恋
  2.カーラの結婚宣言
  3.キッドナッパー


◎3月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. ケイゾク/映画
Beautiful Dreamer
退屈極まりないありきたりの推理ドラマが延々と続く。映像的にもキャラとしても何も活きていない。
クライマックスでやっと「ケイゾク」になるも、ほんの僅かで、時既に遅し。
D 船堀シネパル2(SR) 都心部は混んだようですが、
船堀はガラガラでした。     
2. パゾリーニ・スキャンダル 「肉屋」と違い、表現はおとなしめながら、エキセントリックなキャラクタ、
反社会的思想など、グリマルディ自身に繋がりそう。
B 銀座シネパトス2 ちょっとコワイ男だらけの場内
3. 火星のわが家 主役の鈴木重子ののほほんとした、やさしさ、暖かみが映画全体をやさしく包み込む映画。微妙な恋愛の距離感も面白い。 A 横浜西口名画座 もぎりの気さくな、おばちゃんが嬉しい映画館。
映画の雰囲気にもあってます。
4. 雨あがる 黒澤組の人たちが監督の志を丁寧に再現した作品。
私も晩年の大仰な作品よりも心温まる小品が本当はみたかったんだ
B 船堀シネパル1 おじいちゃん、おばあちゃんに囲まれて。
ノリのよさがとても嬉しい。
5. コモド 昔、TVの洋画劇場でやってた“未公開傑作パニック映画特集”の一篇にありそうな映画。何故?と言ったらキリがない意味不明なお話。 D 銀座シネパトス2(SR) “コモドサウンド”のためか、リアレベルが高めでした。
6. 釣りバカ日誌イレブン シリーズ最低の映画。釣りシーンは楽しいというより狂気、会社の話もウサギや沖縄の話もまともな話になっていない。監督変えるより脚本家を変えたら? D 銀座シネパトス3
(Dolby)
デジタルからアナログへのミックスダウンが雑。
最低の出来。
7. 遠い空の向こうに 悪くはないし、感動のツボもわかるけど、イマイチなのは
私自身が、ロケットとか、宇宙への思いが少ないからかな?
B OS劇場C.A.P
(SRD)
※大阪
段差の大きく、座席配置もゆったりした
観やすい映画館でした。
8. シャイン 最近、このテの映画を観ると、主役の未曾有の天才より、周囲の人たちの気持ちが熱く訴えかけられます。 A シネピピア シネマ2(SRD)
※兵庫県
見逃していた作品が
しかもデジタルで観られて嬉しかったです。
9. 海の上のピアニスト これは2回目の鑑賞です。
結局は「ニューシネマパラダイス」のピアニスト版ですが、寓話を夢を持って語れる映画です。
A シネピピア シネマ2
(SRD)
落ち着いて観られる場内、残響が少ないとても良い音。
好環境の映画館でした。
10. トイストーリー2
(字幕版)
技術が先に出てしまった前作が異なり、
今回はストーリに面白みがあるのがよい。フェイクが自明なる故の最後のパロディは傑作。
B 立川シネマシティ2(SRD-EX) 平日のレイトで、観客が少なく、
普段にも増して音の通りが良かったです。
11. コヨーテ 「用心棒」かと思えば、
結局普通の悪人退治の映画でした。
C 上野スタームービー(SRD) 名画の雰囲気を残すが、作りががっしりした映画館でした
12. ブック・オブ・ライフ 世紀末、終末のテーマをSFXのような特別な仕掛けを用いずに描く。
画面がうるさいが、コミカルな面もあり楽しい。
C アップリンク・ファクトリー
(ビデオ上映、ステレオ)
自主上映会場のようなところでした。
13. ビューティフル・ピープル 社会の中にあるレッテル付け、矛盾をコラージュした映画。多数のエピソードがきれいにまとまっていくのが面白い。 A 銀座テアトルシネマ(SR) 椅子が新しくなりました。
S/N比がよく、セパレーション抜群の音、デジタルかと思って帰りに劇場の人に聞いたら、アナログとの事でした。
14. ドラえもん
のび太の太陽王伝説
他2本
長編より、原作ものの短編の方が面白いのは相変わらず。
但し長編もちょっと復活の兆し。
C 上野東宝(SRD) ドラえもんにしては、あまりお客さんのいりは良くありませんでした。


3月のベスト3
  1.火星のわが家
  2.海の上のピアニスト
  3.シャイン


◎4月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. マグノリア 「ビューティフル・ピープル」同様の群集映画ですが、こちらはだいぶ落ちる。ドラマ自体は面白くないわけではないが、説明のくどさがめだつ。 C 新宿ジョイシネマ1(SRD) ムーブオーバー
でも混んでいました。
2. 男と女と男 中年夫婦の不倫騒動なのですが、妻の浮気を感づいてしまった夫の方がオロオロするのが面白い。オルネラムーティはン十年前と印象が変わらないのが不思議。 A 三軒茶屋中央 今日も看板書きをしていました。アットホームで嬉しい。
3. ヴァンドーム広場 こちらも久しぶりのドヌーブで同様に不思議と印象変わらないのすが、映画自体は安っぽいサスペンス。  C 三軒茶屋中央   
4. 真夏の夜の夢 舞台がイタリア、時代を19世紀に変えたことが、堅苦しさが抜けて上手く溶け込んでいる。ハッピーでファンタジックなラブストーリー A ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 5(SRD)
クラシック系の音はシネコンは苦手か?
5. NYPD 15分署 分り易い原題に対して意味不明な邦題。チョウ・ユン・ファの面白さはまだアメリカでは開花できていない感じ。 C マイカル松竹シネマズ本牧
Screen 3(SRD)
荒い音は作品にも合うが、ボリュームを上げすぎ!
6. ラビナス 監督からして、真面目に取り上げるかと思えば、後半から、ヴァンパイア映画になってしまった。ロバート・カーライルは何処へ行ってしまうんだろう? C 渋谷シネパレス(SRD) フロント勝負ですが、
整った音を出していました。
7. GO!GO! LA 強さは無いけど、純愛な男のお話は、アキ作品にも通じるところ。
ハリウッド風刺が痛烈
A シネクイント(SRD) SPACE PART3時代が嘘のような音のよさ。
インターネット予約システムを利用しましたが、これは便利!
8. ベリー・バッド・
ウェディング
みんな揃って壊れまくり
のヘンテコ映画でした。
C 渋谷シネパレス(SRD)  
9. ニコラ 悪夢ばかり見つづける人生って怖いわな。 B シネスイッチ銀座2(SR) 予告編の一覧をチラシにして配っていました。
よいアイデア。
10. ストレイト・ストーリー 穏やかにゆったりとしたスピードで、視線で、世をみつめる面白さ。
リンチくさいキャラクタがジャマ。
C 池袋シネマロサ2
(SRD)
名画座時代と意外と雰囲気変わらず、でも椅子も音響も良くなっていました。
11. スティル・クレイジー 20年を超えて、音楽の再起と団結を模索する姿が、過去のこだわりを捨てる過程が良い。ただ、音楽自体は最後までよいものに聞こえなかった。 B シネマ・メディアージュ
シアター3(SRD)
残響音の無い非常にきれいな音響
12. ジャンヌと素敵な男の子 HIV患者の恋人の映画で、重くなりがちな内容をミュージカルで和らげようとしている。感傷的な展開を避けているのは良いが、主役の女性の男性観が理解しがたい。音楽はインパクト無し。 C キネカ大森2(SR) 抽選でサントラが当たりました。大森は良いぞ。
(おまけに弱い私 ^^;;)
13. ナビィの恋 恵達じいさんのユーモラスさとやさしさが良い。
うれしい純愛映画。
音楽の使い方も上手。
B 銀座テアトルシネマ 音声が途切れる映写トラブルに遭遇。最近トラブルも慣れっこ?
14. クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶジャングル
平凡サラリーマン家族に冒険をさせる無謀さは毎度ですが、今回は、野原一家ならではのハズシ方がないです。悪役のムチャクチャなおかしさも無く不発。 D シネマ・メディアージュ
シアター4(SRD)
シアター3と比べ、風切り音も気になるし、フロントも甘め。何故?
ガラガラなのに隅の席が割り当てられました。
15. スリー・キングス アメリカ映画なのに骨のある作品だと思えば、インディ出身、メジャーは初のよう。メジャーの色に染まらないでほしいところ。 B 立川シネマシティ6
(SRD)
ロビーが模様替えされていました。SRD-EX対応したのか、バック側の音がならなくなりました。
16. パラダイスの夕暮れ カウリスマキ初期の作品ですが、既にカウリスマキタッチが完成していることがわかります。常連カティ・オウティネンの役柄が面白い。 A ユーロスペース1 整理券発行でムチャ混みでした。カウリスマキファンが多いのは嬉しいです。
17. オール・アバウト・マイ・マザー 女性を女性らしく描ききった作品。かつては奇怪に描いていた部分もうまい方向に転化している。タイトルは「イブの総て」から来ているのですね。 B シネセゾン渋谷
(SRD)
こちらも非常に混んでて、90分待。早く入場したので、ロビーの椅子に座れて楽ちん。
18. 現実の続き夢の終わり チーム・オクヤマらしさ、復活を実感できる、バイタリティあふれる作品。
ただし、あいも変わらずというようにも思える。
C シネ・リーブル池袋2(SRD) とっても音の良い新館です。
入りはイマイチ。
19. 風雲 ストーム・ライダース 長いお話をかいつまんでいるようで、
説明不足、無駄な部分が多い。
千葉真一は良いです。
C テアトル新宿(SR) 途中センター音は非常に弱くなりました。後で係員に聞いたら映写ではなく、フィルムの問題だそうです。


4月のベスト3
  1.GO!GO! LA
  2.パラダイスの夕暮れ
  3.真夏の夜の夢


◎5月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. ザ・ビーチ 「偽りのパラダイス」を描くのはわかるのだが、パラダイス描写が長すぎ。映画「ドラえもん」みたい。ロバート・カーライルは出番少なれど良い。ディカプリオはミスキャスト。 C シネマメディアージュ
シアター11(SRD)
先週時より音の強調が
強くなった気がします。
2. グリーンマイル 看守と囚人の心温まる物語が「奇蹟」という非現実でぶち壊し。死刑執行シーンが露骨すぎ。 C シネマメディアージュ
シアター10(SRD)
ほぼ満員の場内は
空調も音も甘くなってしまいました。
3. スペーストラベラーズ 話自体は面白いはずなのに観ていて面白くない。アニメとの同一性を強調しすぎ。ラストは蛇足。 C 渋谷東映(DTS STEREO) 上階のエルミタージュは音響調整がきっちりした良い劇場なのに、ここは全くダメでした。
4. ハムレット・ゴーズ・ビジネス 後年のカウリスマキにはない派手なドラマ作り、音楽の使い方、役者の演技。
「ハムレット」をなぞるかと思えば派手に壊しました。
B ユーロスペース2 整理番号順入場。
この劇場は隅から席が埋まる!!
5. マーシャル・ロー 反テロで、実名で敵国を攻撃する戦意高揚映画かと思えば、ナチスのユダヤ人狩りのごときことが起こる危険性を指摘する映画。拾い物。 B シネリーブル池袋1(SRD) シネリーブル2ほどではないですが、良好な音。
整理番号順入場なので、受付を早く済ませるとよいです。
6. レニングラード・カウボーイズ・
ゴー・アメリカ
何度観ても面白い映画。
間のおもしろさ、音楽の良さ、
トボケ具合、犬、、、、
ジャームッシュも顔を出してます。
A ユーロスペース2(Dolby) この特集は客層が
思いっきり濃いです。
7. トータル・バラライカ・ショー 旧ソ連の楽隊とレニングラード・カウボーイズの融合は思いの他うまく行っている。本当に楽しいライブフィルム。映画と違ってレニングラード・カウボーイズはカッコイイ。フィルム撮影なのも良い。 A ユーロスペース2
(Dolby)
 
8. ウィング・コマンダー 「スター・ウォーズ」後に世に沢山できた
SF映画を思い出させる。
チェッキー・カリヨが良い。
C 新宿ピカデリー4(SR) 初めて入りましたが、世に言うほど悪くはないと思います。良くもないけど、、、
9. ロミオ・マスト・ダイ ジェットリーの良さがでたアメリカ製香港アクション映画。語りが説明過多でくどい。Made in Hong Kong のほうがいいぞ。 B 立川シネマシティ5
(SRD)
音はボケてました。
バック側がならなくなったのは
SRD-EX対応済み?
10. ボンベイ to ナゴヤ 昨年名古屋で観たのに続いて2回目。名古屋ロケしたインド映画を日本ロケ部を残して大幅にカットした編集はまさにツッコミを期待した編集。そういう意味では編集の意図は当たっていると思う。 C 中野武蔵野ホール 椅子が新しくなりました
(但しシネマカリテ3で使用していたものらしい)
11. アナザヘヴン 猟奇殺人の話かと思ったら、超常的な内容に。この手のは何をやっても説得力なく、つまらない。TVとのリンクらしき部分がジャマ。 D 吉祥寺ピカデリー
(DTS STEREO)
今月で閉館になります。
かつてはよく通った映画館です。寂しい。
12. ロミオ・マスト・ダイ 吉祥寺の新館の音響チェックが目的。
映画の方は2回目でも印象の変化なし。
B 吉祥寺バウスシター3
(SRD)
平坦なフロアに良好な音響
13. ぼくは歩いてゆく 戸籍がない、という日本では考えられない問題、戸籍をとることさえ困難を伴う問題追求のドキュメンタリータッチの作品。考えさせられる映画です。 B 銀座テアトルシネマ  
14. どら平太 テンポ良く、うまい具合に間を外した面白さ。久しぶりに面白い娯楽時代劇でした。 A 船堀シネパル1
(DTS STEREO)
アナログだけど、S/N比良く、ch推移も良好。デジタルだけでなくアナログも好音質の映画館
15. 喜劇王 中に登場する映画が、ジョン・ウーそのまま、鳩にもこだわる、おもしろパロディ。
まとまりはないけど、所々に面白さがある。
B キネカ大森2(SR) 女性客が多い場内。
香港映画はファン層が厚い。
16. おとぼけオーギュスタン “おとぼけ”というほどとぼけてはいません。この映画も、自己主張の強い役者のオーディションの映画でした。 C 短編映画館トリウッド ベーカムによるビデオ上映。
観客は私独り。
17. 地中海
(初公開時題名:
エーゲ海の天使)
戦争中なのになんてのどかな、兵士たち、そんな気持ちがラストとエンドクレジットの1文で心に響きます。 A 国際交流基金フォーラム ホールにしては、映写はきちっとしていました。フィルムコンディションは悪かったです。
18. ムッソリーニとお茶を イタリアに来てまでも頑なに頑固に自国のスタイルを守り通す女性たち、実はそれが不穏な世の中の処世術と頑固ながらも心通わす暖かさに感動です。 A シャンテシネ2
(SRD)
全席指定ですが、浸透していないせいか本編上映ギリギリまで、客席が落ち着かなかったです。
19. 御法度 大島渚らしい、情愛に徹している作品。
たけしに語らせる以外は、心の内を明かさない緊張感と面白さがある。
A シブヤ・シネマ・ソサエティ
(SRD)
センターのエコーがやや気になった以外はデジタル音がきれいに鳴る映画館
20. やかまし村の子供たち ロッタちゃんシリーズをはじめ、スウェーデンは子供映画が得意なのか。ロッタちゃんと比べると小ざかしさが無い分おとなしめだが、微笑ましいエピソードの連続で楽しめます。 B 新宿シネマカリテ3
(Dolby)
今のカリテ3は以前のシネマカリテ1のこと。改装後はかつてのエスニックな雰囲気は無くなりましたが、ロービーも広くなりゆったりしました。


5月のベスト3
  1.レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
  2.トータル・バラライカ・ショー
  3. 地中海



◎6月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. エニイ・ギブン・サンデー 冒頭のタッチがリアルだったので、新しいアプローチかと思ったのだが、あとは普通の展開、人物設定だった。クライマックスに「ラン・ローラ・ラン」の曲がかかります。 C 立川シネマシティ1
(SRD)
リアから音がしなくなりました。
EX対応?
2. ミッション・トゥ・マーズ 最近のデ・パルマらしきカットはは冒頭に集中していましたが、今回はあらゆるSF映画そのまま再現。如何にもデ・パルマです。 C 立川シネマシティ2
(SRD)
 
3. やかまし村の春夏秋冬 前作同様、微笑ましい小さな出来事の積み重ね。テンポも慣れて心地よく観られた映画です。クリスマスの位置付けの大きさがわかります。 B 新宿シネマカリテ3
(Dolby)
きれいな画が美しく再現されてました。
4. ミッション・トゥ・マーズ 火事騒ぎやら、地震やらで、映画に集中できる状況ではなかったです。2回目で良かった。 C ワーナー・マイカル・
シネマズ板橋
Screen 8
(SRD)
THXというには、まだ調整不足でした。
5. 川の流れのように 森光子のアイドル映画みたいでした。
ラストが長々としつこい。
D 船堀シネパル1
(SR)
 
6. ミラクル・ペティント ヨーロッパ映画のコメディでありそうな展開。おばかの種類もアメリカとちょっと違う。CGやら音響やら、結構ハデです。 B シネクイント
(SRD)
意外と空いてました。
今回もインターネット予約システムを利用。便利です。
7. プランケット&マクレーン 今年やっとカーライルらしさが楽しめる映画でした。個々の画はいいけど統一感ないと思えば、監督は、スコットファミリ。納得。 C 新宿シネマカリテ1
(SRD)
 
8. フリーズ・ミー 役名は違うが、名美シリーズの一本。でも今時、こんなヒロインいるのかな?井上晴美は意外とミスキャスト。対して、常連男優陣は役に乗ってます。 B シネリーブル池袋2 アナログノイズが目立つのは演出かな?
9. アウト・オブ・タウナーズ 古臭い映画と思えば、後半、「ヘアー」のパロディが可笑しく、古臭さの理由がわかる。でも、何故か今頃「ヘアー」なの? B 銀座シネパトス2
(SR)
 
10. アメリカン・ビューティー 平和を装う家族の裏を露呈させる内容は
皮肉たっぷりで面白い。但し、全編に渡り、説明がくどすぎ。
B 渋谷東急2(SRD) 最後列で見ましたが、座席のフラットさがよくわかります。同会館の中では、フロントの音は良い。
11. アステリクスとオベリクス ドパルデューがおばかキャラ演じる
豪華エンターティメント。ベニーニも活き活きと、楽しめる映画でした。
B 相鉄ムービル3
(SRD)
招待の親子連れが多数、というかほとんど。親子連れは子供より親がうるさい。
12. ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 前作同様、日常の子供の生活をいきいきと描いた楽しい映画。今回はロッタちゃんはフクレっぱなし。バムセは災難。 B 恵比寿ガーデンシネマ1
(Dolby)
恵比寿は2館ともロッタちゃんを上映。
大賑わいでした。
13. 白い花びら 元来セリフを削ぎ落とす作風の監督。
今回はセリフはなくした代わりに
表情による言葉が豊かに。
必見です。
A ユーロスペース2
(SR)
意外と空いていました。
この映画、観ないとソンです。
14. SHOW ME LOVE 少女の恋愛をの対象が女の子なのは実は純なもの。子供の気持ちや、考えがわからず、大人の価値観の狭さが訴えかけられる映画。 B Bunkamura ル・シネマ1
(SR)
スクリーンをもう少し小さくして
上に上げれば見やすくなるのに、、、
15. トレイン・スポッティング マクレガーもカーライルも活き活きとしています。最近のアメリカ映画進出後はこの活力がないですね、、、 A 渋谷シネパレス
(SRD)
 


6月のベスト3
  1.白い花びら
  2.トレイン・スポッティング
  3. アステリクスとオベリクス


◎7月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. アシュラ さすがにシャールクがストーカー役なので、終始、重たい映画。最後のあの復讐は恐ろしい、、、けど描写はあっさりしてたりして。アンジャームの像が印象的なカットを残す。 C シブヤ・シネマ・ソサエティ さして笑う映画でもないのに何故か随所で笑う人が多い。インド映画は笑うものという刷り込みがあるのかな?
2. ストップ・メイキング・センス ライブの熱気やら情熱がストレートに伝わってくる熱い映画。デジタルリミックスの音響が素晴らしくこれが一昔前の映画というのが驚き。 A シネクイント(SRD) シネクイントの音響の特徴をはっきり活かした優秀な音。
3. ビッグ・ダディ シチュエーションは面白いのですが、子供もサンドラーも分かりにくい。ブシューミの存在感あること ^^;; C 渋東シネタワー3
(SRD)
 
4. ハンネス、列車の旅 カウリスマキ・オマージュというだけあって、シチュエーション、とぼけ方が如何にも。クスリ、と笑えるほのかな味付けが面白い。 A ユーロスペース1
(Dolby)
エアコンが効かないのか
蒸し暑かったのです。
5. ミッション・インポッシブル2
(M:i-2)
シリーズものというよりは、香港アクションのアメリカ版。ジョン・ウーのお約束描写はセルフパロディに近し。 B ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
プレミアスクリーン(dts)
オープン時と比べ音が力強くなりました。
3000円の価値ある映画館
6. サイダー・ハウス・ルール やかまし村のような子供の描きかた、土地の描き方は、北ヨーロッパを思わせる。 B ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
Screen 2 (SRD)
こちらは、オープン時と比べ、隣の音も漏れ聞こえるようになって、却ってレベルダウン。
7. エドtv 「トゥルーマン・ショー」とカブるせいか、公開が遅れたのもよくわかる。風刺、皮肉が強烈な「トゥルーマン」にくらべ、こちらは直線的。ロブ・ライナー監督の役柄はこの人でなくてはできなさそう。 C 渋谷シネパレス(dts)  
8. グラディエーター 映像だけの監督が作ると如何に語りに説得力のないことか。「1492コロンブス」の悪夢ふたたび D シネマメディアージュ
シアター2 (SRD-EX)
キャパが大きめのスクリーンなのに残響少なく好音響の映画館
9. ファンタジア2000 IMAXのように視界から画面がはみ出すことなく、音も詳細な高音質。映画を楽しむなら、35mm版の方が数段上。 A シネマメディアージュ
シアター4 (SRD)
クラシック音を鳴らせる映画館はシネコンでも少なく、ここはきれいに鳴らす事ができていました。
10. レインディア・ゲーム 巻き込まれにどんでん返しがうまく
期待していなかった分、楽しめました。
B 立川シネマシティ6
(SRD)
 
11. 小さな赤いビー玉 激動のお話なれど、あえて誇張なく淡々とするところに奥深さを感じます。名作の名に違わないと思います。 B 銀座テアトルシネマ  
12. 白い花びら 生演奏といっても映画版そのままの音表現をさせていました。きれいな音とはこんなものなんだと感動 A アートスフィア
(生演奏版)
映画向けのホールでもないのに、スクリーンも見やすく、なかなかよい場所でした。
13. ティガー・ムービー
プーさんの贈り物
差し障りの無い映画。日本語吹替えなので、ラ・ラ・ルー->ラ・ラ・ビーなど意味がわかりずらい。 C 丸の内ピカデリー2
(SR)
全席自由席だったので、2階席で、鑑賞。ここは1階と2階で環境が違いすぎ
14. 風を見た少年 原作は古いのかもしれませんが、内容は宮崎アニメなどで、使い尽くされたもの。悪人と呼ばれる人の2面性がもっと強調されればよいのに。 D 東劇 (SRD) 夜の回で10人足らず。公開2日目なんだけど、、、
15. アメリカン・ヒストリーX 差別主義者だった人間の背景や目覚めや結末というのは、ありがちな展開。でも、最近のアメリカにしては辛口か? C 下高井戸シネマ(SR) SRを導入したら、ノイズリダクションくささが気になるようになってしまいました。
16. フォーエバー・フィーバー かつて、ばったもんドラゴンだらけだったのが、急にばったもんトラボルタだらけになったあの時代がよく出ています。フィーバー・ショー(映画)自体も怪しげなのもよいです。 A 恵比寿ガーデンシネマ
シネマ2(SRD)
音声はアナログだとばかり思っていたので、デジタルだったのは嬉しかったです。
17. ルナ・パパ 理解を超える展開というのは、ロシアの映画っぽいです。架空の舞台ながら、社会事情が絡んだ興味深さもあります。 C シネスイッチ銀座1
(SR)
エアコン効きすぎで、寒かったです。
18. 暗戦・デッドエンド 直近の死を武器にしてしまったのは面白いところ。変形“交渉人”映画としては、本家より面白い。 B キネカ大森2(SR) キネカ大森は雰囲気が落ち着けて良いです。
19. スチュアート・リトル ディズニーを羨んで、ただ単にキャラクタを作りたかっただけなのでしょう。
映画的には支離滅裂のボロボロ
D 相鉄ムービル4
(SRD)
新しめの劇場ですが賑やかな昔風の場内でした。


7月のベスト3
  1. ストップ・メイキング・センス
  2. 白い花びら 生演奏版
  3. ハンネス、列車の旅


◎8月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. 女性上位時代 ラウンジ系のテーマが心地よい30年前の作品。本当はエロティックな内容も今から見ればキュートでかなりすっ飛んだであろう心情も今なら納得。美術の素晴らしさ、衣装の素晴らしさもあり、時を超え、新しい価値が生まれた1本 A シネセゾン渋谷 入場前は女性が多いのが
不思議でしたが、映画を観て納得。
2. クローサー・ユー・ゲット 「フル・モンティ」のようなインパクトはありませんでしたが、この映画のようなテーマは好きです。アイルランドの風景というのはホントに木というものがないですね。 B シャンテシネ2
(SRD)
 
3. ウェブマスター 私の苦手なCG世界の話かと思えば、コンピュータセキュリティの映画でした。手口が意外と現実的なのが面白いところです。 B TCC試写室
(Dolby)
試写室体験記は別の場所にて。
4. チューブ・テイルズ 1話10分ほどのあいだに密度濃くスピーディに話が展開し、息つく暇がありません。どれも個性的な話で面白い。 A シネクイント
(SRD)
今回もインターネット予約。
かなり混んでて、次回待ちの列が長くできていました。
5. リプリー 今、映画化するとやっぱり、はっきりとホモセクシュアルの映画にしてしまうのですね。ストーリの違いから、「太陽がいっぱい」のような完全犯罪を目論んでるように、思えず行き当たりばったりみたいな印象なのが残念 C シネマメディアージュ
シアター5(SRD)
 
6. ディル・セ 心から 監督が監督ゆえ、かなり重くたい社会問題をテーマとする一方、歌と踊りでほっとさせます。「シュリ」を彷彿するところもあるが、こちらの方がよい。出会いのシーンが秀逸。 B シネマスクエアとうきゅう
(SR)
SRDを入れたという噂。この映画自体はSRD未対応ですが、音自体は以前より改善されていました。
7. シャンハイ・ヌーン アメリカ作品でも、前作のような「お客様」ではなく、今回はジャッキー流になっているのがよい。お話的にはワン・チャイを思いだしました。アメリカ人をからめるとこういうテーマになるのかな? B 新宿アカデミー劇場
(SRD)
最近珍しき完全流し込み制。整列もなく、エンドクレジットが始まると入場が始まってしまいました。。
8. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 演奏以外のライ・クーダーを観たのは初めてかな?面々の人生を描きながら、演奏を聴けることで厚みが出てくるのですが、演奏ももう少ししっかり聴きたかったとも思いました。 A シネリーブル池袋2
(SRD)
音の良さは抜群。コンサートの音は劇場の性能差が出やすいです。
9. パップス(pups) 少年の衝動的な犯罪(銀行強盗)を始めるまでは心情もテンポも良く良かった。しかし、事件を起こしたあとはありがちで、少年事件らしい工夫が欲しかった。 C シネリーブル池袋2
(SRD)
 
10. ソフィーの世界 思考や存在の座標軸を浮遊させるという意味では「マトリックス」の進化形ではないか。でも主は歴史と哲学のおべんきょ! B 仙台フォーラム3
(SRD)
仙台旅行先で観ました。ミニシアター作品のシネコンみたいな場所です。
11. マネー・トレーダー 銀行崩壊 銀行経済ものですが、実際にはかなりエンターティメント性が出ていました。ギャンブル性とマネーゲームはこうやってハマるという怖さ。税金で後始末をしている日本って? B 仙台フォーラム2
(SRD)
ゆったりとした55席の劇場。スロープ、スクリーン位置も良好でした。
12. TAXi2 日本びいきのベッソンの脚本だけにこの日本観は確信犯か?エスカレートしすぎのおばか映画 C フォルテ東宝7
Screen7(SRD)
大河原駅からタクシーで
行きました。遠いです。
13. ユンカース・カム・ヒア 私はてっきり犬の映画だと思っていたので、やさしい画と大人になりかけた少女の微妙な心情を表した本作は意外な面白さがありました。 B 下高井戸シネマ
(Dolby)
 
14. エリン・ブロコビッチ やはり、ジュリア・ロバーツもこういうカッコイイ映画に出たいのでしょうか。告訴ものとしては特にメリハリもなし。 C 銀座シネパトス1
(SR)
  
15. ジュブナイル 子供連れのお父さん目当ての作り方はハマる人ははまりそう。でも、余計な描写が多かったり、必要な描写がなかったりかなり雑な映画。 C 渋東シネタワー4
(SRD)
 
16. タイタンA.E. 数あるアニメの中でも無感情甚だしく、
つまらないというより、不愉快な映画
D 相鉄ムービル5
(SRD)
 
17. フリントストーン2
ビバ・ロック・べガス
テレビのコントのような質感のない美術にしたのは案外うまくいっている。他愛のない話は飽きずにみられ、軽くみられれば良いのでは。 B シネマ・メディアージュ
シアター13(SRD)
十数列あるのに2列だけぎゅうぎゅうに埋まって他の列には誰も座っていませんでした。
18. ホワイトアウト 「ダイハード」の後、雨後の竹の如く現れたもどき映画。何故に今頃出てきたのでしょう?結局ああいう形でしか転に結びつかなくがっかり。余計な描写が多い。 C 船堀シネパル1
(SRD)
相変わらず音響抜群、でも観客少な目の穴場です。
19. 太陽の誘い 純粋な男と謎と後ろめたさと愛情が交じり合った女。とっても素敵なラブストーリー。今年は北欧映画が元気です。 A シネ・ラ・セット
(DTS STEREO)
有楽シネマ(シネマ有楽町)も立派になったもんです。
20. NAGISA なぎさ 最近だとCGやらアニメに逃げてしまう日本映画のなかで、ロケーションにこだわって等身大の少女の姿を描くのはとても気持ちがよい。対(対比、相似)をうまく組み合わせています。 A 吉祥寺バウスシアター3 舞台挨拶があるので、カメラ少年が多数。撮影可の舞台挨拶は、最近珍しい気がします。
21. 英雄の条件 フリードキンをしてもこれだけクセの無い映画を撮らされてしまうのが悲しい。有罪、無罪云々より、何故に暴動を起こすにまで至ったか考えた方が良いのでは? C 吉祥寺バウス2/JAV
(SR)
久しぶりのバウス2、椅子も立派になったが、壁に寄りかかって観られる心地良さは相変わらず。
22. ヒューマン・トラフィック かなりトンだ映像表現が面白く、ニューシネマを思い出す。でも、まとめはまっとうだったのが意外。 B シネマミラノ(SRD) 椅子もスクリーンも新しくなっていました。東レクは椅子を頻繁に取り替えてくれます。
23. 藤山直美の独特の面白さ、可笑しさと、阪本順冶の独特のパワーが不思議と噛み合っている面白さ。トヨエツと佐藤浩市は「新・仁義なき戦い」に繋がるのでしょうか。 B テアトル新宿
(DTS STEREO)
混んでました。
年齢層もバラエティに富んでました。
24. ヘッド・オン! よくあるオーストラリアのイメージとは遠く離れた、翳の部分。ギリシャのイメージとは遠く離れたギリシャ移民。発散できない屈折した主人公異色です。 B TCC試写室(Dolby) この夏2度目のマスコミ試写
25. 電話で抱きしめて 難しい話が多いのだが、エフロン姉妹の軽妙かつ洒落たセリフが心地よい。がんばって英語を聞きましょう。ウォルター・マッソーの名演技は涙なくして見られません。 A シャンテシネ2(SR) 新聞告知と異なり、
何故か音がアナログでした。

8月のベスト3
  1. 女性上位時代
  2. 太陽の誘い
  3. チューブ・テイルズ


◎9月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. リュシアン 赤い小人 アニタエクバーグの圧倒的な存在感。リュシアンの絶望から立ち直りのたくましさは心強い。自分の生き方と比較してしまう映画。 A 銀座シネ・ラ・セット
(SR)
ベルギービールのおまけつき
2. アム・アイ・ビューティフル? めずらしや、ドイツ産群集映画。見慣れた顔がズラリ。家族という繋がりはあるが、でも、交差の無いエピソードは深みを感じないのでこの手のは苦手。 B 新宿シネマカリテ2
(SR)
 
3. サルサ! 予想に反して「ミスター・ソウルマン」的な映画でした。お決まりの展開ではあるのですが、サルサの音楽と素敵な踊りを背景に単純にも感動してしまう映画でした。 A シネスイッチ銀座1
(SR)
音が重要な映画なのに
音響がイマイチなのが残念
4. フローレス デニーロの半身付随演技は久しぶりに入れこんでいるのでしょうが、目が動きすぎ。もう少し心情でぶつかって欲しいところ。 C 銀座シネパトス1
(SR)
 
5. きかんしゃトーマス
魔法の線路
トーマスのいる世界に人間を絡ませるのはやはり非常に難しいものがあるのでしょう。シャイニングタイムの描きこみのせいか?ピーター・フォンダもボールドウィンも声優が異なると別人のようでした。 C 池袋シネマロサ1
(SRD)
2よりも明るい場内でした。
当然のように子供が
多かったのですが
人間のドラマは
飽きていたようです。
6. 最終絶叫計画 同じジャンルの映画をいっぱからげてパロディにするのは、ZAZがよくやっていましたが、ZAZが如何にうまかったことよ。映画に対する掘り下げなく、安易に下ネタに走りすぎ D シネ・リーブル池袋1
(SRD)
ここの音響は抜群に
良いのですが、
「エクソシスト」予告の
音のスゴイこと!
7. オルフェ 「黒いオルフェ」は未見ですが、話は知っていたようです。社会背景と悲劇の重苦しさと対称的な絢爛豪華な本場ブラジルのサンバの煌びやかさが良いです。 B シネマライズ(2F)
(SRD)
 
8. 太陽は、ぼくの瞳 常に天(神)との対話をする映画。ちょっとした邪心が天罰を与える怖さ。言葉に表現をしない、ラストの父の心情の描き方が素晴らしい。 A 下高井戸シネマ  
9. 男の子の名前はみんな
パトリックっていうの
(短編/16mm)
ロメール脚本、ゴダール監督の豪華映画。軽快なテンポで、ナンパな男の子と女の子の駆け引きが面白い。 A 短編映画館
トリウッド
トリウッドの自主配給作品。
上映方針にはおおいに共感できます。
10. 王手飛車取り
(短編/16mm)
夫婦の騙し合いをゲームの如く描いていて面白い映画です。ラストの夫の一手が見事で技ありです。 A 短編映画館
トリウッド
 
11. ジミ・ヘンドリクス ナレーションを使わずインタビューとライブだけで生涯と心の内を描いています。ジミやその曲ついて詳しくなくても楽しめます。 B 渋谷シネパレス 音楽映画らしく
客層もちょっと違いました。
12. 60セカンズ 予告が素晴らしかっただけに大いに期待ハズレ。60秒とか、車盗難がいい加減な描き方です。 C ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
プレミアスクリーン
(SRD)
 
13 しあわせ家族計画 「のど自慢」が如何に素晴らしかったことよ!TV番組そのままの内容をダラダラやっていたらダメ。工夫の無い余計な話ばかり詰め込んで救い様のない映画でした。 D 新宿ピカデリー4
(SR)
次回まで、ロビーでお待ち下さい、
といわれてもロビーの場所は、、、
14. クリクリのいた夏 邦題がヘンですが、沼地に行くと子供に帰る大人たちの幸福感がよいです。でもちょっと本音を見せるあたりが一筋縄でない面白さ。心に残る昔話です。 A Bunkamura ル・シネマ
(SRD)
帰りに向いのショップで
カエルグッズが無性に
欲しくなりました。
15. 深紅の愛
DEEP CRIMSON
若くも無い、美男、美女でもないカップルが「ナチュラル・ボーン・キラーズ」よろしく暴走、でもなんだか情やら哀しみがあって憎めない人たちでした。被害者の裏表ある人生も感慨深し。 B TCC試写室
(Ultra Stereo)
3度目のマスコミ試写も
TCC。ご縁ありの試写室です。
16. サウスパーク 無修正映画版 誰もツッコミをいれない展開は面白いです。Windows ネタは場内大爆笑。ラストの「この物語はフィクションです。実在の人物と同一名があったとしても偶然です」のいつもの但し書きがこの映画の場合可笑しい。 B 銀座シネ・ラ・セット
(SR)
ガラガラでした。
短期限定上映だったからか?
17. スノー・ステーション 地味な展開ですが、特に前半は、意外(?)ときっちりと描いていました。シリアル・キラーやホラーに走らなかったので好感が持てます。 B 銀座シネパトス3
(Dolby)
ちょうどサッカーの試合の
TV中継がある時間。
向いの飲み屋が盛り上がってました。
18. マルコヴィッチの穴 ワンアイデアの奇抜さは面白いのですが、ちょっと長すぎ。短編向けですね。インディーズの匂いプンプンの映画を全国拡大公開してしまう配給会社はスゴイと思う。 B ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 7(SRD)
チケットブースに長蛇の列
ここも賑やかになりました。
19. サルサ! この映画は、ちゃんとSRDで観たかったので。ストーリーとかずば抜けて良いわけでもないのに、感動します。 A ワーナーマイカルシネマズ
みなとみらい
Screen 6(SRD)
 
20. 時の支配者 アニメーションが好きな人にはとてつもない驚きと感動があるのでしょう。ストーリーよりは、美術感覚とキャラクタを楽しむ映画です。 B シネカノン試写室 シネ・アミューズの下の
階にあるのですが、
素晴らしい設備の場所でした。
21. 花を摘む少女と虫を殺す少女
(デジタルビデオ)
紹介文を書いていたりしたため、ストーリーは既知でしたが、ストーリーを追うとか、ディーテイルを追い詰めるものでなく、いろんな方向に、次元に羽を広げている映画でした。4時間が長いというものでなく、異なる時間感覚。 A 中野武蔵野ホール 先行オールナイト
監督の冒頭のティーチイン
は解説としては見事という
他ありません。

9月のベスト3
  1. リュシアン 赤い小人
  2. サルサ!
  3. 男の子の名前はみんなパトリックっていうの


◎10月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. 恋するための3つのルール シチュエーション的には面白くなりそうながら、意外と話がふくらみませんでした。
ヒュー・グラントもドタバタばかり。
C シャンテシネ3
(SRD)
この映画館は席に座る人の事を考えていません。
2. シベリア超特急2 今回は意外にも?特に前半部のドラマはオーソドックスなのですが、後半は期待を裏切りませんでした。 A
または
D
ヘラルド試写室 水野監督自身が入り口に立たれた他、上映前と後に御挨拶、デス
3. ミュージック・オブ・ハート 映画の素晴らしさはもちろん良かった
のですが、それよりも最後のメリル・ストリープの笑顔の表現力の豊かさに感動しました。さすが、大女優。
A AMCイクスピアリ16
Screen 9 (SDDS)
音良く、音漏れもなしなかなか良い映画館でした
4. この胸のときめき すれ違いをもうちょっと描いて欲しい、などもありますが、秋にぴったりのハート・ウォーミングなラブストーリーでした A 新宿シネマカリテ2
(DTS STEREO)
 
5. ホーク B計画 某宗教団体をベースにした、という割には単なるテロリストもの、しかも終始銃撃戦だけで、設定も何も活きてこずがっかり D 新宿ジョイシネマ3
(Dolby)
舞台挨拶がありました。
(劇場に入って初めて知りました)
6. ヒーロー・イン・チロル オーストリア産ミュージカルはインド映画風テイストのミュージカルとおばか映画のテイスト。でもコメディのノリはイマイチ。 B BOX東中野(Dolby)  
7. 踊れトスカーナ! 劇場での鑑賞は3回目。説明不要の面白い映画です。ピリフィ〜! A ワーナー・マイカル・シネマズ
新百合ヶ丘 Screen 3
(SR)
しんゆり映画祭
上映作品の1本
8. ひかりのまち 最近流行りのライティングやカメラワークなどドキュメント風の映画。女性の強い映画でした。ナイマンの音楽は私にはうるさすぎでした。 B シネセゾン渋谷
(SRD)
 
9. パン屋襲撃
(16ミリ/短編)
昔懐かしの自主製作映画の趣き。でも、趙方豪、室井滋他、キャストがやたら豪華で、今観た方が面白い。 B 短編映画館トリウッド  
10. 100%の女の子
(16ミリ/短編)
こちらも室井滋があっと驚く形で登場!自主上映独特のテクニックが目立つ。 C 短編映画館トリウッド  
11. 全力ボンバイエ!
(16ミリ/短編)
いじめに対しかなり真面目に取り組んだ
作品。救いのないまま終わらせたほうが
面白かったかも。
C 短編映画館トリウッド
12. ざわざわ下北沢 下北沢の入り組んだ地形、最近の街と昔からの街の文化の入り組み方が良く出ている。でもシモキタを知らない人には面白いかな?時折出てくる有名人はジャマ。 B シネマ下北沢 シモキタらしいゴチャゴチャ
した内装の映画館でした。
13. イマジン さすが、ジョンレノン、素材がたくさん残されており、ジョンレノンの人と周囲、パワフォーマンスの意味が良く描かれた映画。 A TCC試写室(Dolby)  
14. ちんちろまい いったい何を描きたかったのか?4人の監督がてんでばらばら、ゴチャゴチャ中途半端な映画を作っちゃったという映画。「ざわざわ下北沢」みたいな地域密着の映画の方が良かったのでは? D 銀座シネパトス1(SR) HD(なぜか県庁の部分だけ)キネコ(ビデオ->フィルム変換)は残像が残ってイヤ!
15. 2000年のひとり寝
(ビデオ)
男女間の関係の温度差の変化をY2Kと絡めた描き方が繊細で良い。『火星のわが家』に続きとても感性ある画が作られている。 A 短編映画館トリウッド ビデオ作品は独特の画が作られます。主流になっていくのかな?
16. マッド・ボーイ
(ビデオ)
可愛らしい初恋コメディ。とってもアメリカっぽく、軽く観ることができる。 B 短編映画館トリウッド オリジナルは35mmです。
17. アギーレ 神の怒り
(ビデオ)
久しぶりの再見だが、やはりクラ・キンの
インパクトに圧倒される。冒頭から既に狂気だったのですね。
A ドイツ文化会館ホール フィルムが間に合わず
ビデオ上映。残念。
18. 太陽はひとりぼっち 無理に紡ぎにかからない話の終わりをああ締めくくるとはやはり時代ですね。フランス勢が出演していても、建築、美術への執着の仕方が他のイタリア勢にも繋がるところ。 A 吉祥寺バウス2/JAV  

10月のベスト3
  1. 踊れトスカーナ!
  2. ミュージック・オブ・ハート
  3. 2000年のひとり寝


◎11月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. グリーン・デスティニー アメリカ進出を果たした香港のスタッフ&キャストがアメリカ資本&技術で北京語の中国映画を作ったという不思議な映画本物の中国映画や香港映画が観たくなりました。 C 東劇(SRD) 結構入りは良かったのですが
短期上映のうわさが、、、
2. キッド ディズニー印になると音が多くなるのは困りものだが自分を見つめ直す映画としては、面白い。但し、後半の展開でテーマが崩れてしまいました。 B 新宿ジョイシネマ3
(SRD)
 
3. 三月のライオン タイトルの意味は英題にするとよくわかる。『花虫少女』ともまた異なった独特の映像美が魅力的。こちらの方はストーリーとの遊離はさせていないみたい。老人夫婦がとてもよい。 A 中野武蔵野ホール ひょっこり矢崎監督登場。デレク・ジャーマンのお話をされました。確かにデレク・ジャーマン入ってます。
4. 絵里に首ったけ
(ビデオ)
今まで観たビデオ作品が独特の美術感覚をもっていたのに対し、この作品はフィルムの移し変えに終わっていたようです。作品自体はあまりにもコテコテすぎて、私にはついていけませんでした。ギャグ映画だったのね ^^;; C シネマ下北沢   
5. シェルブールの雨傘 音楽と歌だけで進行するという当時どころか今でも斬新な手法ですが、話の方は今観るととても不思議。結局あれはハッピーエンドなのかな、、 A シアター・
イメージフォーラム1
早々から、会員になるなど
期待していた新しい映画館に
やっと入る事ができました。
6. 真夏のビタミン 「絵里に首ったけ」はコテコテだけが目立ったが、本作の場合、少女の元気の良さ、明るさの上のコテコテさはとても自然、本当に関西に行くといそうな感じのする女の子たちであった。とても楽しい映画でした。 A 短編映画館トリウッド  
7. ギャラクシー・クエスト SFものにありそうなナーズ、彼らを天然にしてしまう発想で、超マジな宇宙人は超リアルなオタクというところでしょう。最近流行りのただバカなだけな映画ではなく、「サボテン・ブラザース」的な面白さとTVのお約束のような部分のパロディなので誰にも楽しく、SF活劇としても面白く、感動的でさえある。 A UIP試写室
(dts?)
ゆったりとした試写室で
音も良くとてもよい環境でした。
8. 風たちの午後 『花を摘む少女と虫を殺す少女』の原点が垣間見られる。監督が学生時の製作ということで、自主製作的な部分が見られるが、女性の描き方の繊細さと男性の描き方は一貫したものがある。 B 中野武蔵野ホール  
9. ブッシュ・ド・ノエル ちょっと早いクリスマスものですが、クリスマス的な暖かさの作品ではなく、家族を再度見つめ直す映画。群像映画っぽくなってしまって深みがないが、最後のさりげなさはよいと思う。 C 池袋シネマロサ2
(dts)
 
10. ナッティ・プロフェッサー2
クランプ家の面々
CG合成の1人複数役は1カットなりのアクセントに使うのは良いが、始終、合成でドラマを続けられると、演技としてもドラマとしてもかなりの無理が生じている。 C 渋谷シネフロント
(SRD)
この劇場、
サービスが老朽化しています。
11. 青い星の上で
(ビデオ)
対称的な二組の男女。ちょっとドタバタ風なところもあったり、しつこい描写もあるが、二組の描き方は面白く引きこまれていく作りでした。自主製作なれど、作品に対する愛情が感じられ、下手な商業映画よりずっと面白いです。 B 短編映画館トリウッド トリウッドにしては人が多かったのは作品の関係者が多かったのかな?
12. 天空小説
(ビデオ)
対してこちらはやたらカメラに凝り過ぎた作品。閉店後のショッピングセンターの謎の人たちは面白いのですが、、、、 C 短編映画館トリウッド  
13. スペース・カウボーイ 前半の4人とNASAの人たちの描き方が丁寧で面白かったのが、宇宙にでたとたんそんな描写がウソのようなどうでもよい描写に変貌。残念な1本。 C ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
Screen 5 (SRD)
キャパの大きいにも関わらず歯切れの良い好音響。他のシネコンも見習って欲しいところ。
14. チャーリーズ・エンジェル 冒頭のTVシリーズのパイロット版風な画から転じて徹底的なおばか映画にしたのは好判断。軽快に楽しい映画になっている。アメリカ映画にしてはワイヤーの使い方が上手い。 B ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
プレミアスクリーン
(SRD)
ポップコーンのサービスのみでドリンク無しにする代わり入場料が安かったです。ポップコーンだけだとドリンクが欲しくなります。
15. サン・ピエールの生命 ルコントにしては珍しく、情はあるけれど、情愛より運命を描いている作品。さすがに、『グリーンマイル』などと比べると数段上をいっている。でもやっぱりルコント作品には情愛が欲しいなあ、、、 A シネスイッチ銀座2
(SR)
 
16. 15才 学校IV 登校拒否、という割には、人当たりのよい性格で、ヒッチハイクで出会う人と調子よくつきあっていく、とても現実感の無い映画。要は「男はつらいよ」の満男くんを再現したかっただけでしょう。このシリーズもそろそろ終わりかな? D 小田原オリオン座
レッドホール(SRD)
建物自体は新しくないのですがスクリーン、椅子、音響など新しい上等なものでした。
17. フィンランド実験映画 短編5篇
カウリスマキの2篇は何度見ても楽しい映画。
他の3篇はかなり実験的な要素がつよい。カメラとの対話、イメージカットで女が男になる様を追ったり、面白いテクニックです。
但し最後の1篇はノリ遅れました ^^;;
B シアターイメージフォーラム
シネマテーク
 
18. ロシュフォールの恋人たち ミシェル・ルグランの音楽が楽しいミュージカル。シェルブールと比べると大作になって大味になった感じです。ジョージ・チャキリスのダンスのうまさは絶品です。 B シアターイメージフォーラム1  
19. グリンチ クリスマス一色に彩られたファンタジー。アメコミ風の極彩色のなか、ジム・キャリーは正体不明の特殊メイクなのに、如何にも本人とわかる面白い演技。ヒューマンな彼よりこういうシニカルなほうが面白いと思う。 B イマジカ第1試写室
(デジタル(SDDS?))
映写も音響も上品・絶品の
THX認定試写室でした

11月のベスト3
  1. ギャラクシー・クエスト
  2. 真夏のビタミン
  3. 三月のライオン


◎12月

No タイトル 感想 評価
(A
〜D)
観た場所(音響) 鑑賞環境について
1. ヘルレイザー
ゲート・オブ・インフェルノ
シリーズを観た事が無かった私メ。スプラッタ・ホラーみたいなものを想像していたのですが、「ミステリー・ゾーン」風に知らずのうち地獄に呼びこまれた様を描いていました。結末と娼婦のリンクが後々考えると納得いかずに悩んでます。 C 徳間ホール(SRD) 一般試写にも使われるホール最近はホールも音がよくなりました。
2. シャフト 同じく昔のヒット作をリメイクした「チャーリーズ…」がおばか路線に走ったのに対し、こちらはかなりオリジナルのイメージを尊重している。でもさすがにブラック・パワーの再現は現在では難しいようです。普通の刑事ものでした。アイザック・ヘイズのテーマは何度聴いてもよい。 B シネマメディアージュ
シアター11
(SRD)
平日のメディアージュは
空いているんですね、
思いっきり。
3. 趣味の問題 自分自身の分身を作って愛そうとするホモセクシュアルというか自分を愛するという不思議な映画。何ともわかりにくい映画。 C シネマスクエアとうきゅう
(DTS STEREO)
休日のみの第1回の映写が
無人で回っていたらしいです。
4. 新・仁義なき戦い 東映ビデオはこのところ、高嶋礼子版極妻を続けて作っているので、その流れで観れば、いつもと変わらずというところでしょう。阪本監督を迎え入れたなら監督の脚本でみたかったところ C 新宿トーア(SR) やはりやくざものは
歌舞伎町で、ということで、、、
5. あの子を探して 黒板に書かれる文字1文字のコストを考えた事があったろうか?我々が忘れてしまった価値観を探し出してくれた名作。ラストの生徒ひとりひとりが書く文字の1文字1文字がズッシリとした重みで涙なくしてみられない。 A 下高井戸シネマ
(Dolby)
 
6. レスリー・ニールセンの
2001年宇宙への旅
「裸の銃を持つ逃亡者」に続きドイツ映画に出演のニールセン。SFパロディをやりたいのか、そっくりショーをやりたいのか、まったく面白みがない。最後のクレジットロールのみ、日本語もつかない手抜き字幕でしたが、笑えます。 D 銀座シネパトス3
(Dolby)
  
7. 氷や
(8mm/ビデオ)
サイレント風の氷やさん修行は面白く描いていました。しかし、あの結末は読めるので唯一のセリフは不要だったとも思います。 C 短編映画館トリウッド トークショーでお客が少ないの
はちょっとツライ
8. おれたちの川 濁流編
(ビデオ)
3人がお互い知らずに相談している相手が調子のよいというか、奥深いというかおもしろいおっちゃんが天使のような役回り。楽しくて味のある役者さんでした。 B 短編映画館トリウッド  
9. イマジン 前回観たときよりもヨーコの存在がますますワケがわからなくなりました。トークショーがあまり内容がなかったので、ちょっと減点 B 渋谷シネパレス
(Dolby)
ジョンの命日のトークショー。
並びました。
客層にビートルズ世代が多いのも特徴的。
10. バーティカル・リミット 兄妹の関係なら例えばモールス信号の通信だけでドラマを作ると面白そうなものだが、中途半端なドラマを散りばめ、CGのアクションは食傷気味。 C ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
プレミアスクリーン
(SRD)
オマケのキャラメルポップコーン
が美味
11. コヨーテ・アグリー ブラッカイマーだからといえばそれまで。こちらも膨らませられそうなドラマの種を育てていかない。脚本がお粗末過ぎ。 C ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
Screen7 (SRD)
ガラガラでした。
おかげで音の跳ね返りがきつかったです。
12. フォーリン・フィールズ のどかな風景の中で虐殺を始める。『プラトーン』みたいな映画を期待すると肩透かしを食らうと思います。
『ペレ』の子供も大きくなったものです。
C TCC試写室
(Dolby)
 
13. いつか来た道 トリノの風景が美しく一方で、兄弟の意識のすれ違いが年を追って逆転したすれ違いになっていく様がよくでている。久々に観た力強いイタリア映画。 A TCC試写室  
14. 恋の骨折り損 ミュージカル仕立てのシェークスピアかと思えば舞台劇バリバリで、舞台臭さを消すためにいれただけで、ミュージカルがやりたいわけではないみたい。ケネス・ブラナーの役はもっと若い人にやらせたい。 C シネスイッチ銀座1
(SR)
 
15. ウーマン・オン・トップ 柔らかさが気持ちよいラブストーリーだが、前半弾け過ぎた分収まりどころがなく、
動き酔いがもう一つうまく効果しない、相手の男の改心度がいま一つなのが惜しい。
B 日比谷スカラ座2
(SRD)
新館です。
スカラ座1の隅にちょこんと
劇場がありました。
16. キンスキー 我が最愛の敵 怒号に怒号で応戦するキンスキーと監督だが、悪いことばかり言っているのに愛情がある。キンスキーの「ヘルツォーク 我が最愛の敵」があったら面白かったかも。 A BOX東中野
(Dolby)
 
17. ファイナル・デスティネーション 化けモンやら、シリアルキラーが出てこず事故に襲われるのは、ホラーとしての
恐怖感が強くなる。
B GAGA試写室
(SRD)
  
18. スーパーノヴァ 超新星という科学的なお話をするかと思えば、ターミネーターみたいな超人との戦い話になっていたり。気楽に楽しむにはよい映画です。 B UIP試写室(dts)  
19. ベニスで恋して やわらかな色彩にに彩られたやわらかなラブストーリー。観光地ではないベニスと普通の専業主婦を主役にすえることで、現実的さと自然さを含んだ面白さが生まれている。必見です。 A シャンテシネ2(SRD) チューリップの球根とトッポジージョのカレンダーをもらえました。トッポジージョってイタリアだったのですね。
20. シャンヌのパリ、そしてアメリカ シチュエーション的には悲惨になりそうなところでも、やさしくつつみこんだやわらかさが良い。家族はヨーロッパ的、父はやはりアメリカ的なところがよく出ています。 B 有楽町スバル座
(SRD)
 
21. ハネムーン・キラーズ 「深紅の愛」と同一素材の旧作ですが、こちらの方が表現自体は控えめなのにインパクトがあります。「嫉妬」がとにかく強い作品でした。 B バウス2/JAV バウス3「エクソシスト」長蛇の列を横目にすんなりと。X'masにこれを観るカップルはコアだと思います。
22. ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説 前作「ナトゥ」は主役を除けば、インド勢が丁寧に作った佳作でしたが、本作映画の作りは散々たるもの。
演技ダメ、踊りダメ、アクションダメ、脚本ダメ。所詮TVの企画モノ、イベントで流すならまだしも、映画館で金を取っちゃダメダメ。
D シネ・リーブル池袋1
(DTS STEREO)
家族連ればかりですが、
ガラガラでした。
23. ダンサー・イン・ザ・ダーク ドグマ的な手法の日常に、色彩と音楽に彩られた空想がインサート。映画祭向けの抑揚の強さが気になるが、ビョークの力強さがよい。 A ヴァージンシネマズ
市川コルトンプラザ
プレミアスクリーン
(SRD)
デンマーク映画が全国ロードショー
なんて信じられないくらい
喜ばしいことです。

12月のベスト3
  1. あの子を探して
  2. いつか来た道
  3. キンスキー我が最愛の敵